Nosemantik Max

子供の都合悪いことスルー力は見習いたい (NM)

コンテナハウスの取材

SDGsとか環境問題の勉強で,コンテナハウス,コンパクトハウスの話が出てきているので,実際どうなんよってことで,実地調査してきた.
実際は,"R9TheYard"と呼ばれるコンテナホテルに宿泊してきたのである.15時半頃家を自動車で出発し,16時半前にはホテル到着,チェックインして夜ご飯やおつまみなんかを近隣で手に入れに行き,あとは引きこもる.
部屋に入ったらすでにエアコンが稼働しており,涼しい.中には,テレビ,ベッド,冷蔵庫,電子レンジと小さな机とごみばこだけ,ユニットバスがあり,中に洗面所,トイレ,浴槽&シャワーがある.wifiはあったが,お客が増えてくるとつながらず.


必要最小限のコンパクトなので,中ではほとんど移動や運動はできない.そのため,大雨など,天候が悪い際はベッドで寝転ぶくらいしかない.当然,調理スペースや道具なんかはない(レンジはあるので,弁当など暖めることはできる,きちんと確認していないが,湯沸かし器はなかった).
コンテナは,電線や上下水道がつながっているのだが,コンテナ下には車輪(タイヤ)があり,非常時にはトラックに牽引して動かせるようになっている.そういうわけで,大災害のときなどの一時的な住宅として使えるようになっている(ただし,電気と水道は必要か).
結局,電気とガスは必要なので,牽引して好きな場所へ持って行けるわけではない.一時的にトイレを携帯トイレに改造し,かつ水をタンクから持ってくる感じにすれば,水洗トイレやシャワーは使えないが,仮の住宅にはなるかもしれない.
また,コンテナの上に太陽電池パネルをしいて,電気を供給することができれば,エアコンの常時稼働は無理だとしても,ある程度は電気製品を使えるかもしれない.いずれにしても,コンテナ内は狭いので,一時的な住宅としては便利だが,大雨や大雪など,天候が悪いときは外にでも出られず,イライラするかもしれない.ただし,コンテナハウスに沿ってタープやアウトドアデスク,イスなんかがあると,便利かもしれない.加えて,コンテナを2つ3つ配置して,寝室専用コンテナ,リビング専用コンテナみたいにすると,比較的住み心地が良くなるかもと思った.
夜,寝てみて騒音がどうかについては,各コンテナが独立しているので,コンテナ内で騒いでも,隣に騒音が行くことはない.ただし,道路の車の音や電車の音などは聞こえたので遮音性はあまりないかもである.コンテナには小さな窓があり,朝になるとそこは明るくなるが,夜は真っ暗になるのはよい.
結論,コンパクトにできていて数泊過ごすのは便利だが,好きなときに好きな場所に行き快適暮らすことができるっていうことはない.