Nosemantik Max

子供の都合悪いことスルー力は見習いたい (NM)

やさしいことと難しいこと

この前(id:tihara)さんと話したこと.まだ未整理だけど書いておく.支離滅裂.
素人でもわかるように研究の内容を話すことと,その筋の人しかわからないような研究をすること,その2つの違いというか,わかりやすいことをやることと,わかりにくいことをやること.
学会なんかでは,前者の面白くてわかりやすくて大勢の人数が集まるようなセッションと,後者の少人数だけ集いマイナで(日本や世界で)限られた人数しか興味のないようなさびれたセッション.認知系のアプローチだと素人にもわかりやすいが,みにまりすと系だとやはり前提知識がかなりないと理解不能っすよねえ.
僕自身はこれまでの態度としては.根本的な部分でなるべくわかりやすく,少なくともことばに興味のある人には「話せばわかる」ようにするのが良いと思っていたのですが.実際,なかなかそうも行きません.僕自身,元来フィン=ウゴル語の専門(最近さぼり気味)だから,日本の学会で発表しても20人も来てもらえば万々歳(でそのうち半数は知っている人w)だったし,海外の学会でもハンガリーフィンランドで開催の学会ならともかく,その他の国だとほとんど聞きに来てもらえないのである.
流行のものをやるというか,自身で流行を作っていく研究やアプローチも大事だけど,あえてマイナなことをやる,流行に左右されず自身の興味に沿ってアプローチしていく態度も大事だと思う.
理想的には同時に2つのメジャーなテーマとマイナなテーマを研究するのがいいのかな.