Nosemantik Max

子供の都合悪いことスルー力は見習いたい (NM)

大学院のコスト

息子(娘)の博士課程進学で親ができること
http://anond.hatelabo.jp/20090117074753
及び(id:Britty)さんとこ
http://d.hatena.ne.jp/Britty/20090118/p1
今はガクシンDCの制度が広く知られるようになり,採択率も上がってきたりとか,育英会の制度も免除職の廃止とかなったけど,あくまでも自身の場合:

  • 修士の時(某私大院):

・親の負担:学費年40万(私大だけど院は安かった),仕送り家賃代月5万で年60万:年100万
・自身:奨学金月6万4千円,年76万8千円
修士課程2年の親の負担は計200万

・親の負担:学費年46万(当時)で,留年1年で4年分(184万),生活費は奨学金で賄ったので仕送りはなし
・留学(私費:政府奨学金に落ちたのである)3年分で300万+渡航費等で100万,計400万
・留年時の生活費:およそ100万(仕送り)
・自身:奨学金3年分(月11万2千円)で,年134万4千円
・博士課程時の親の負担は計684万
博士後,「ほぼ無給」研究員を1年半やった(ただし非常勤はひとつあり)ときにさらに,親に100万くらいは仕送りをもらっている.
なので,修士課程入学(23歳)から一応の就職である某職員着任(33歳)にいたるまで,親には概算で984万は支援してもらったわけである(ただし,入学金やら住居の敷金礼金等を加算するともう少し増えるものと思われる).なお,奨学金は現在,免除職制度の適用中です.
とりあえず昨年12月のボーナスからかなりの額を親に渡します.
(これまではこの手の話題はずっと隠していたのですが,実際,文学部で大学院まで行くとどれくらいコストがかかるのか,かかったのかを冷静に記述することで自身及びみなさんへの問題提起というか,情報提供ができるのではないかと考え,書きました.今であれば,授業料の免除や学内・学外の支給型の奨学金,がくしんDCやCOE関連など,私ほどコストをかけない方法がいろいろ見つかるかと思います)