ドイツ時代の元同僚（同い年で英国の某大学の講師）が本を出したということなので，久しぶりに連絡．僕もなんとかアカポス取れたよーとか書いていて，じゃあ，何を教えているの？って話で，かくかくしかじかと．．．
「まあ，そうだよね．市場経済だからマーケットが要求するものを教えなきゃだめだよね」と言われた．そういや，彼も結構マイナな言語の専門で，ドイツ人にも関わらず英国のテニュア（それも30代前半でゲット）だからすげーんだけど，彼自身も必ずしも現職に満足していないってことを過去に言っていたな．マイナ言語研究者の就職の難しさは日本も欧州も（ついでに豪州も）ホント大変なんです．
そういうわけなんで，マイナ分野の公募戦士や将来の公募戦士の方は，市場が今何を必要としているかを考えた上で，戦略的に動いてください．ひと昔前なら，マイナ分野でもがんばってやっていたら・こつこつやっていたら就職先がありましたけど，今はいわゆる市場が求める分野の人でさえ計算して動かないと公募戦線で生き残れません．
