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言語類型論の研究成果を知っていると便利であることは強調した．しかし，言語類型論の研究をすることを勧めたのではない．（ましてや，個々の言語の研究をきちんとしていない人が言語類型論の論文を書くのは好ましくない．）幅広く諸言語に関心を持つことの重要さを強調したのである．私は，常々，学生に次の様に言っている．どの言語を研究するにしても，その言語の研究の研究時間に7割か8割を当て，残りの2割か3割の時間は，一般論や他の言語の勉強に当てるべきである．
6割を教育・雑務に，2割を一般論や他の言語の勉強に，そして1割の専門言語の研究に当てている僕は研究者失格ですね，わかります．
