今日は今から夕方まで，言語の起源と進化のセッションに出てきます．医学部のおおすみ先生が発表されるから楽しみ．
15時研究室帰還，午後はげんご研で（幸町）さんや（Numeratives）さんとおしゃべりしていました．セッションは午前だけでした．．．
げんご学系の人が少なく，生物学・進化学の立場の方々の言語変化，起源に関する見解はそれなりに興味深かった．やはり言語を突き詰めて行くと，脳になるのかなあ，実際，今日の発表でもfMRIやERP関連が多かったし．
あと，気になったのが，今日のセッションでげんご学側の見解として，チョムスキー系の考え方というか言語観が当然のようにげんご学の方面のモデルとして組み込まれていた件，認知や機能，構文文法な方面の宣伝不足というか，その手の人の参加があまりないのも原因だと思うけど，類型論的な考えの僕からすると，ちょっと違和感があった．ベーカーの語彙範疇の話が良く出てきたのだが，とませろなんかは読まないのかなあ．
自身の研究には直接のフィードバックはできないけれど，これからの研究について少しはヒントになった．あと，脳には向かわずに別の方面から言語を考えるアイデアが出てきたよん．うちの研究室やげんご研の最近の活躍を見ていると，脳をやらない奴はオクレテルって感じでなんだかしょぼんとする僕だったのだけど，ちょっと元気になったかも．
3年後，がくしんの任期が切れるとき，言語の進化学みたいなテーマで，どこかのフェローシップ取れないかなあ．まだまだ僕は修行不足だ．けど，努力はやめないよ．
