Nosemantik Max

子供の都合悪いことスルー力は見習いたい (NM)

フォールム第1日目続き,及び第2日目

まずは第一日目の続きを,(昨夜は結局研究室に寄らずに帰宅したので)
午後一のセッションはサボって14時から再び参加,なんだかんだでげんご学に関連した方の発表が多い.なんというか,同じ大学にこれだけの言語についていろいろな方面からアプローチしている人が驚くと共に,おいらも頑張らねばと改めて思った.さすがに司会をされる先生は英語がうまいというか,進行のコツを心得た方ばかりである.おいらもがんばって質問したかったのだが,無理だったorz...
しかし,「オマエモナ」って言われるかもしれないけど,あえて書かせていただく,「英語の発表なのに質問は日本語なの,なんでだろー」.確かにプレゼンは堂々とした英語である(しっかり練習されたんだと思う.ちなみに,おいらは20回練習して暗記する派),しかし,質疑応答での英語のやり取りで立ち往生して,結局誰かが翻訳したり,英語ができる共同研究者が助ける感じだった.おいらの英語力は自慢できるものではないし,留学前のD1やD2の頃,英語でプレゼンなど,夢のまた夢な感じだったから発表の院生が大変なのはわかる.でも.質問はこういうことですかって質問するなり,ゆっくり言ってくださいと言って聞きなおすなりして,英語で頑張って欲しかった.
招待講演は面白かった.さすが研究で飯を食べている方である.英語はすごく早いはずなのに,院生の発表よりも興味深く,発表者の発表のポイントはしっかりわかるの,なんでだろ.
19時過ぎより懇親会参加,はてなーのげんご学徒氏id:k980504が参加するとのことなので,学生扱いの参加費にしてもらっていざ参加.しかしおいら,この懇親会ってトラウマがあって苦手なんですよ.うちの研究室からは誰も参加せず,壁の花みたいな感じで一人で飲み食いして小一時間で出て行くつもりが....げんご学徒氏(しかし学徒氏って研究室の同僚から慕われていますなあ)の研究室の方(留学生の方や発表者の方など)と話したり,あっちの研究科の先生(むかーし96年頃(もう8年か...)授業関係で出入りしていたので,「お久しぶりです」とか言ったりして)とお話したり,さらに招待講演の先生にまでおしゃんべりしに行く始末(よっぱらうとこういうことをしてしまう,反省).やはり,英語しゃべるの,疲れるなあ.ただし,偉い先生でもYouを使って話せるのはラクチンなんだけどね,懇親会の作法というか振る舞いはまだまだ修行の必要アリ(過去にトラウマが...).学徒氏はクロフと先生から本にサインを貰っていた.結局小一時間で出て行く予定が,まるまる2時間,終了までいました(わはは).おしゃべりばかりしていてほとんど食べれなかったので,帰宅してから晩御飯作って食べました(しょぼん).
英語を聞いたり話すと,普段より脳を使用するのか,めちゃんこおなかがへる.確かにフィンランドにいたとき,いつもいっぱい食べていたわけである(帰国して,日本でそのペースで食べていたら6キロ太った).現在は日本で少ししか食べなくても大丈夫ってことは,それほど脳を使っていないことなのでしょうか.日常もこれからは,おなかがグーグー鳴るくらい脳細胞を動かして勉強するぞ!

コンピュータとプロジェクタをプレゼンするとき,背景の色をどうするかについて,思いついたことを.デジカメで夜明け前,朝,日中,夕焼けの写真をとっておいて,それを背景にするといいかも.つまり
夜明け前:タイトル,イントロ
朝:研究目的や先行研究
日中:実際の内容や結果提示
夕焼け:結論
てな感じの構成にする.

  • 第2日目

やっぱし午前の途中のセッションで抜け出してきたw.朝一が(青葉山)氏の発表だったので,研究室から(長町)氏と共に応援しに行く.(青葉山)氏のプレゼンは堂々と話していてよかったですよ.しかし,朝一ということと,生成系ということで,質問があまりなかった.というか生成系の発表はプロジェクタに向かないかも,げんご学の研究者は通常ハンドアウトがデフォで,最近(7.8年)になってOHPやプロジェクタの人が多くなった.ただし,例文を延々と移してもつまらず,絵やグラフや写真を使うことめったにないので,はっきり言って地味である(ただし,げんご学系の発表者で絵を書いたり,うまくOHP等を使用して上手にプレゼンする方もいる).プロジェクタの文字情報ってそんなに読まないからねえ.生成系だとTree,認知系だとスキーマくらいしか,使える図がないから,残念.ただし,類型論の方面で最近ホットな意味地図なんかはプロジェクタ向きかもしんない.
とかなんとかで,午後の14時から再びセッション参加,あっちの研究科の方々,特に認知や類型論関係の発表,面白く聞く.夕方,招待講演第2部,(ドイツ)先生も類型論,それもモダリティーをやっているのね,なんだかうちの研究室にいろいろな言語の本を借りに来る先生らしい,こういう仕組みだったのか.で,フォールムの最後はクロフと先生の講演,意味地図ではなく,さらに数値的及びグラフの散布図のようなモデル「多次元スケール」を提案された.あ,これもプロジェクタ向きだ.大変興味深く,興奮して聞いた.でも質問できなかった(とほほ).
「多次元スケール」:元々は政治学の先生とのコラボレーションらしいが,いわゆる散布図を使って,類型論的なデータを検証するシステム.似たような図は昨日の(オランダ)先生の発表でも提案されていた.おいらは,プロジェクタ映えする図/グラフみたいなものを言語研究でできないかなあ...って考えていて,似たようなアイデアを持っていたのだが....ちぇ,はい,後付けのアイデアです.