Nosemantik Max

子供の都合悪いことスルー力は見習いたい (NM)

ハードウェアに頼ることの危険性

昔の仕事関係の復習をしようと,某ソフトのコンテンツを閲覧しようとするも,うまく動かない.そこでソフトのメーカのサイトへ行くと,やはりVistaでは動かないそうだ.対策として,関係するものをダウングレードするか,XPを使ってくださいと.
仕様を変更するのも,下位互換性を維持しないのも,仕方がない面があるけれど,当時は新技術だったものが3年のうちにすっかり時代遅れになっている.ハードウェアに頼るとこんなこともあるのだな.
研究とか教育って,確かに高価なハードウェアや最先端の技術を使うものは華やかだし,予算も取りやすいけど,当時のものをそのまま運用したり,当該の技術が時代遅れになったりシェアが取れなくてスタンダードにならなかった場合,本当に悲惨なことになる.
ハードウェアの進歩を否定するわけではないけど,長く使えるよう,うまく付き合って行きたいものだ.
例えるなら,3年前の携帯電話を今でも使うのと(もう時代遅れで使えないものがある),新機能が出るたびに携帯電話を変更していくのと(便利だが,いらない機能があったり,なによりも費用がかさむ),どっちがいいんだろうね(話は異なりますが,言語の研究(特に機能系)においても,90年代はじめは文法化,中盤から認知が興隆し始め,2000年以降は脳科学,そして第一言語第二言語の習得(実験的手法)とどんどん変化してますよねえ).