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子供の都合悪いことスルー力は見習いたい (NM)

異文化研メソッド

えっと,現在所属の異文化研では,ゼミ発表の際,

  • ハンドアウト:A3一枚でA4部分を2段割したもの,つまり下のような写真の形式にします.
  • パワーポイント:加えてパワーポイントで20枚ほどのスライドを作ります.


異文化研メソッドとはこのハンドアウト作成のアイデアをいただき,論文を書くときや,発表をまとめるときや,自身の考えを整理する際にA3一枚くらいにまとめてみようというメソッドです.

  • 異文化研メソッドの利点:

A42枚とは言っても2段組なのでA43枚くらいの情報量,文字数にして4000字以上の分量を持ち,それなりに考えをまとめないと書ききれない情報量である.一方で,論文にしては短すぎ,言いたいことをかなり絞って,どこが問題かについて,または何を主張したいのかをかなり考えないとA3一枚には収まらない.つまり,通常のアブストやちょっとしたメモより長い分量なので,それなりに思考してアイデアを出す必要がある,しかし,論文ほど長くないので,いらないアイデアや余分な主張を適度に排除し,議論すべきトピックをきちんとまとめることができる.とりあえず1日くらいで書き上げられるので,達成感が得られる.A3一枚で収まるので,長いハンドアウトより経済的(写真のように縮小印刷すればA4一枚に収まります).一目ではじめから結論まで見渡せるので,文章の流れを把握するのに好都合.

  • 異文化研メソッドの欠点:

論文にしては短すぎる,あらためて論文化する際,やっぱり苦労しそう・図表を掲載するのが難しい(スペースの問題).これを書いてしまうと達成感が得られてしまい,改善が進まない.ハンドアウトとしては,情報量が少なすぎる(これは研究室内部でも批判されている).A3の紙はかさばる.言/語/学の場合,2段組にすると,例文が書き入れにくい(行数を多く占有してしまう,また例文を多く提示できない),