衝動買い

またまた不覚にも買っちゃった．昼ご飯を食べに文系食堂まで行ったのがまずかった（文系食堂には文系書籍部という罠がある）．
とある方に薦められて買うことにした（ヨーテボリさんも読んでいたみたいだし，ボスも何気におすすめしているっぽいし）．著者はFoleyやLevison系の言/語/人/類/学系の人らしい．ナイメーヘンの研究グループの方にいたんですな．なるほどね．長いこと，どうして生成系の先生がこんな認知の本を書くのだろうといぶかしんでいたのだが，生成系の先生は「和」で，こっちの先生は「京」でした．勘違いすみません．

もし「右」や「左」がなかったら―言語人類学への招待 (ドルフィン・ブックス)

ダイアモンドはここ最近，彼の論文を読んでいて気になったので，翻訳の本を買ってみたのだ．しかし高いな．鯨は保護せよとか，危機動物や植物の保全や多様性の大切さを論じる人や団体は多いけど，言語の多様性や危機言語についてはまだまだ保護運動なんかにはならないですよねえ．ま，危機言語自体，「保護」が叫ばれるような段階って，大抵末期なんですがね．言語もだけど．方言も大切にしたいね．

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

とはいえ，日本にいるからこそ，こういう和書の衝動買いができるわけなので，しばらく海外には行きたくないのである（もっと，海外に行ったら行ったで本の衝動買いをやっているわけなんだけどね）．