Nosemantik Max

子供の都合悪いことスルー力は見習いたい (NM)

午後14時前

外は晴れてよい天気,だらだら論文読み,アンニュイな時間を過ごす.本当は思いっきりやることがあるのですが,明日から取り組みます.まじで,そろそろ5月の発表の準備をしないと.あと,げんご接触関連の文献はそろそろ読むのをやめよう.本職の方の研究を進めないといけないのだ.ただし,類けー論については短期間復習のミニ読書会をする.

勉強進まず

アフリカげんご入門,終わってない.昨年秋に読んだけど,オランダ系の機能文法の本をもう一度,チェック.アジアのげんご接触の本チェック.げんご進化の本,ちょっと趣味に走りすぎなので,来週からはもうちょっと課題発表関係に近い方向に直します.
最近,ここでつまずくともう駄目かも,っていう修羅場が何度もある(ちょっと追い詰められています).日本に戻っても,さらに厳しい未来が待っているのだろうなあ,とドイツの片隅で欝る.とは言え,昨年の状況(きつい上司の下ずっとで仕事で,終業後と週末だけ平穏だった)と現在の状況を比較すると,やっぱり現在の方がモアベターなわけで,もはや一般人には戻れないのである.あーめん.

19時半,そろそろ帰るか

読書はそれなりに進んだ,論文や研究は停滞.とにかく視野を広く持って,いろいろ方面(typology, functional, cognitive, evolutional and communicative)から対象に迫るのだ.一点集中攻撃をするのだ(実際は,かなりランダムかつ無戦略ですけどね).

研究にはお金が必要

金曜の(あまぞん)先生のセミナ,生粋のフィールドワーカでいわゆる絶滅の危機に瀕した言語の記述をされる際のエピソードをいろいろ話されたのだが,すっげーよ.いまや,研究者が手ぶらで現地に行って住民と触れ合って楽しくフィールドワークする時代じゃないんだなあ.研究者もグラントやら私財やらを駆使してなんとか対象言語を記述しようとし,住民はその研究者に無理難題を吹っかけてくる(ワイロとか,調査で使ったコンピュータちょうだいとか,出版される記述文法書の印税よこせとか).
僕もフィン=ウゴル語関係で奨学金やら仕送りやらをかなり使って親に激怒されたけど,僕の使ったのを10とすると,(あまぞん)先生は500以上の数字だよなあ(日本のODAみたいな感じだ).サイエンスのために,お金の問題も含めて研究に邁進する(あまぞん)先生はえらい.一方で,某先生はアマゾン言語関係でトラブルになったとも聞くし(詳細不明),マイナ言語研究は命がけ,人生かかるよなあ.
研究者がお金に固執するのはいかがなものかっていう風潮はあるけど,研究にはやっぱりお金が必要なんだね.そういうわけで,日本でも,競争的資金もいいのですが,やる気のある研究者には研究費が多く行くようなシステムにしてください.